土地改良区について

土地改良区とは


 土地改良事業を行い、その後の維持管理を行うことを目的として、土地改良法により、県知事の認可を受け設立されている、農業者の組織です。

 具体的には、農業を営むために必要な用水を確保するための農業用排水路やため池・頭首工・用排水機場などの新設・更新・維持管理、また田んぼ・畑などの農地や農道の整備などを行っています。
これらの土地改良区が行う事業を土地改良事業といい、土地改良事業において造成された用排水路や頭首工などの施設を土地改良施設といいます。

 法人格を有しており、土地改良事業の目的や性格から、公共組合として位置付けられています。

 土地改良事業における負担金や土地改良区運営費・土地改良施設維持管理費などを賦課金として徴収しています。


水土里ネット(みどりネット)とは

社長

 水土里ネット(みどりねっと)とは、土地改良区の愛称です。

 平成13年度に全国公募され、平成14年度に全国投票が実施され、「水土里ネット」が土地改良区の愛称として決定されました。

その意味は、

「水」・・・農業用水・地域用水など
「土」・・・土地、農地、土壌など
「里」・・・農村空間(農家や地域住民が一体となった生活空間)

 豊な自然環境と美しい景観を意味し、おいしい水、きれいな空気など清廉なイメージを表現しています。

 また、全国40万km、地球約10周分に及ぶ水路などのネットワーク、人、物・情報により農家のみならず、地域住民や都市住民との連帯(ネットワーク)、農村で発生する有機性資源(集落排水汚泥等)の農地への還元など資源循環のネットワークを包含しており、更に、この連携と協力により国民全体の共有財産である美しい国土を創造、維持していこうという意志と、将来に向けた土地改良区の役割、姿を表現しています。